今回のテーマは「レイアウトの コツは そら豆?!」です。
前回「ラフスケッチ」の作り方で、普段の生活の中からレイアウトのヒントを掴む一つのコツをご紹介いました。部屋の模様替えや小物の収納整理、キッチンの引き出しの整理など書面に限らずレイアウトは日常にあふれているからです。
レイアウトはデザイナーの仕事と思いがちですが、ラフスケッチまで進んだあなたは、もう立派なデザイナーの卵です。自作チラシのレイアウトも「部屋をキレイにするにはどう整理したら良いか?」と同等ぐらいに気ラクに考えればいいんです。
今回は「よりきれいに魅せるレイアウト」のコツです。
それは
“ そら豆 ?! ”
ならぬ
「 そろ豆 」
?!#◎△☆※? = 豆を揃える!?
ではありません。
( そろ) ( ま) ( め)
揃える 纏める メリハリ
の頭文字を語呂合わせしたものです。
【そろえる】 大見出し・小見出し・詳細文章といった情報ごとに文字サイズのルールを決め、文章の先頭や改行の場所、余白を揃えることで全体の統一感を持たせます。 【まとめる】 小見出しと本文、写真とキャプションなど関連の強い素材同志を近くに配置してグループ化することで、全体の構成や内容を直感的に理解しやすくなります。 その際、パターンや色を上手に使い分けすると より効果的です。 【メリハリをつける】 文字が単調に配置されているだけだと、どこに注目すれば良いのかわかりづらくなります。会話でも抑揚を付けるように、重要な箇所は強調して大きくしたり、色を変えたりして視覚的に目立たせることで格段に見やすくすることができます。 文字だけの場合でも「太さ」や「サイズ」、「色」や「背景」を変えたり色をつけることによってメリハリをつけることができます。
この「そろ豆」の基本ルールを守れば、見る人にとって読みやすく、伝わり方や印象もかなり違うワンランク上のレイアウトができます。
初心者の私たちは、「ここだけは読んで欲しい」「ここから読み始めてここが終わりです」という構成の流れ(これを「アイフロー」といいます)に意識して相手に伝えるレイアウトを心がけましょう!
◆◇ 筆者後記 ◇◆ いかがでしたか? 豆知識ですが「黄金比」というのを知っていますか? 長方形を描いたり分割したりする場合、縦と横の長さを 1: 1.6 の比率で描くのが最も美しい形とされています。 かなり専門的ですが、何かの時に役立つかもしれませんので、記しておきますね。