日本はTV、ファッション、ゲーム、食卓、季節などを感じるだけでもその変化とともに様々な色であふれています。
また、人物や物を見る時、必ず背景があります。
そもそも 「色」 とか 「背景」 って何でしょう?
ググってみました。
いろ 【色】
1. 光によって目にうつる、物の感じの一つ
2. 様々に見分けられる、ものの種類。
3. 人の顔の表情。顔だち。
4. 性的なものごと
はいけい 【背景】
1. 絵・写真の題材の、背後の景色(や様子)。また、舞台の奥に描いた景色。
2. ある人や事件の背後にあるもの。
このように「色」や「背景」は視覚的な意味合いにとどまらず本質的な部分の表現にも用いられます。
色による性格診断、カラーセラピー、風水、オーラなども代表格といえるかもしれません。ならばその法則や規則性を取り入れることで少なくとも印象の良い資料づくりに生かすことができるはず。
普段何気なく目にしているものでも、特に 「背景って意外と大事」 だったりします。
例えば、
夏服の対象に草原の背景なら気持ちよさが伝わりますが、同じ対象でもこの背景が雪景色や宇宙だったらどうでしょう?
季節感もなくそのアンバランスさに不安感を抱いたり、あきれた失笑を浮かべてしまうかもしれません。
たとえ、背景が一色だったとしても同じことです。下記のイラスト例をご覧ください。
▲対象が白バラのイラストの場合
▲対象が赤バラのイラストの場合
同じ色の背景でも対象によっては、同化してしまったり、反対に目がチカチカしたり、清潔感があったり、グッと大人っぽくセクシーに感じたり・・・
一色の背景だったとしても印象が大きく変わって見えるのがわかると思います。
これには同系色・補色・暖色・寒色といった色の持つ特性がマッチしたり反発しあったりしているからです。
「色」については別項で追々詳しく見ていくことにしましょう。
ここでは背景についてもう少し。
ひと口に背景といっても前段でご紹介した画像(風景やイラストなど)や単色の他にもテクスチャーやパターン・グラデーションなど様々です。
「百聞は一見にしかず」早速、下記のイラストを様々な背景にのせてみましょう。
何やら少女がうれしさをジャンプして表現していますが・・・
▼風景などの画像を背景にした場合
背景に画像(写真)を使うとリアリティをもったイメージを定着できます。
▼テクスチャーを背景にした場合
テクスチャは、物体の表面の質感や模様を、視覚的な明暗を用いて疑似的に表現したものです。まったく関連性のないイメージを対比させることで対象を目立たせます。
▼イラストを背景にした場合
POPからシリアスなイメージまで不思議な世界観を表現できます。
▼パターン・グラデーションを背景にした場合
全体の背景~アイコンなどの部分的な背景まで画像の多い画面の雰囲気を一変できます。
いかがですか?
背景だけでずいぶん印象が違いますよね。
意図する目的やメッセージを効果的に表現するためには、文章やレイアウトもさることながら印象を一番左右する背景(バック)の選び方がポイントになることはご理解いただけたかと思います。
日ごろから物を見るとき背景やメインの対象物と背景の関係にも目を向けるように意識するだけで、今後の背景選びがグッとセンスアップすることでしょう!