色/背景の活かし方

色を知る者は背景を制す③: 色の個性を知ろう!基本6色 [後編]

今回は、基本6色の個性 [後編]  です。

【 紫 】

■有彩色

 

イメージ(+) 高貴、気高さ、成熟、優雅、神秘的
イメージ(-) 欲求不満、緊張、非現実的、霊的
心情表現 癒し、直感、想像力
象徴/連想 袈裟、ぶどう、スミレ、なす
相性のいい商品など 風呂敷、高級菓子(紅イモ)、数珠
注意 神秘的なイメージの延長から内向的で不明瞭な印象を与えることがあります。

 

紫は、「インスピレーションや感性」を喚起する神秘的な色です。

自分の中の想像力や感受性を高める効果があり、アーチストのアトリエなどに多く取り入れられています。

他の色と比べて連想できるものが少なく、妖艶で怪しげな世界・芸術の世界やスピリチュアルなど抽象的な意味合いで連想されることが一般的なようです。

インスピレーショに加え癒しのパワーをもつ紫ですが、鮮やか過ぎるハイビビッドな紫は逆に緊張感を与えます。

日本では古く平安の雅な時代から品格・高級感・上品さを表すものに寵愛(ちょうあい)されてきました。視覚的にも印象に残りやすい主張の強い色なので、周囲の色とのバランスに気をつける必要があります。

 

 

【 橙/オレンジ 】

■有彩色
イメージ(+) 暖かさ、自由、家庭、コミュニケーション
イメージ(-) 安っぽさ、どっちつかず
心情表現 快活、陽気、楽しさ
象徴/連想 太陽、夕焼け、みかん、柿
相性のいい商品など 食品、ベビー用品、レスキュー用品、工事関連
注意 混ぜると濁りやすい色なので隣り合わせる色との組み合わせによって印象が大きく変わります

 

橙(オレンジ)は、「太陽の象徴」とされ赤のエネルギーと、黄色の軽快さを併せ持つ色です。

橙を身につけると、気持ちが明るくなり楽しい雰囲気で周囲を楽しませるコミュニケーションに最適な色と言われています。解放感を与えて、楽しい気分にさせてくれる色なので社交家に好まれ積極性を表します。

ドレスコードのないパーティーや合コンなど、人が集まる場所で心理的な効果を発揮します。

また、赤と同様に食欲を促進させる色としても知られているので、飲食店や食品関連の商品パッケージに多く使われています

赤に比べて少し柔らかい印象のある色なので、思いやりがある・親しみやすい色といった意味合いもあります。

 

 

【 緑 】

■有彩色
イメージ(+) 自然、平和、協調、健康、安らぎ、安心感、若々しさ
イメージ(-) 地味、優柔不断、控えめ、受動的、保守的
心情表現 穏やかさ・調和、安心、癒し
象徴/連想 山、木、植物、野菜
相性のいい商品など オーガニック、自然食品、安全商品
注意 控えめな色で他色とのバランスがとりやすい反面、中間的な色なので周辺の色によってイメージ効果が左右される

 

緑は自然を象徴する色です。

自然は人の心を静めて疲れを癒し集中力を増してくれる効果があります。

森や植物に触れていると、気持ちが落ち着いたりストレスが解消できたりしてリラックスさせてくれますよね。

そのため緑を好む人は、平和や自然を愛し、心の平安、やさしさなどを求め、心をのバランスを保ちたいとう心理が無意識に緑を魅力的に感じてしまうようです。

占星学では協調性と運気を向上する色で資金が集まる色とも言われているようです。

また、最近注目されているナチュラル感を出したい時には欠かせない色で、緑色をファッションに取り入れると若々しくお洒落な人という印象を与えることができます。

 

色の世界は本当に奥が深いですね。

同じ色なのに精神状態によっても見え方が違ってくる・・・

それ故に上手に色を使いこなせれば魅せる資料作りには活かせそうですね。

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