今回は「クラシック」についての色表現です。
クラシック | |
代表的な色の組み合わせ | ![]() |
イメージ | ・伝統的、古典的、アンティーク
・成熟した深い味わい ・重厚な、格調のある |
素材・パターン
など |
・ペーズリーなどの装飾的な伝統柄
・絹、ベルベット ・重厚で風格のある皮、光沢のある金 |
ターゲットと
なり得るテーマ |
・比較的年長者向き
・伝統、本物志向な保守性を求める ・装飾的な傾向にこだわる |
クラシック (classic) は、古典で「格式のある」こと。歴史的に長く評価の定まった物事を指して、主に文学、音楽などの芸術作品や服装、行事に対して用いられます。最近では「ビンテージ」「ノスタルジック」といった言葉も近しく使われています。
格式のある気高い雰囲気が基本イメージで明度、彩度ともに低い濁色系や黒、オリーブグリーンなどを用いて上質感を表現します。
黒と落ち着いた印象のブラウン系は、重厚な重量感を表すためには欠かせない色で、茶系を増やせば丈夫な感じに、暗い寒色やグレーを増やせば風格や懐かしさのイメージ、暗い赤紫や紫といった暖か味のある色を加えると格調や伝統感が演出できます。
ワイン色や金色などを加えるとゴージャスな雰囲気に仕上がりますがコントラストは控えめに穏やかにまとめた方が効果的です。
ちなみに、日本で学ばれている配色の技法は西洋のものなので、「古典的」「伝統的」と言っても日本の伝統的な和色とは異なります。
【配色のまとめ】
色は人の感性や好き嫌いにも大きく左右される面がありますので、表現に正解も不正解もありません。学問としてのスケールもさることながら自身の個性で表現することも大切です。
さぁ、あなた流のスケールを作ってみましょう!