私たちが実際に見える色には、大きく分けて二種類の見え方があります。
①自分で光って見える色
②光を反射して見える色
①自分で光って見える色
私たちが見える色の波長の光を発しているもので太陽、テレビ、パソコン、蛍光灯、炎、蛍などがあります。ですが、光は全ての波長を混ぜると「透明」になってしまう性質があるため、様々な波長の光が混ざっていて発せられている太陽や蛍光灯の本来の色は線や面で追うことができず目で見ることができません。
②光を反射して見える色
私たちの身の回りにあって自分では光っていないものすべてです。
① のように自分で光って見えるものは少なく、ほとんどのモノの色は太陽の光や蛍光灯の放つ光を反射した波長によって色と認識されます。また、モノはある特定の波長の光を反射しそれ以外の他の波長の光はモノに吸収されてしまう性質があります。
上記の図のように、例えば「青い紙や服」は青い光だけを反射させて他の色の光を吸収してしまうため、反射された光の波長を色として認識する私たち人間が見ると、「青い紙」「青い服」と感じます。
同様に「赤いボール」は赤い光を、「緑の葉」は緑の光を、それぞれが強く反射した光の波長を感じて色として見ています。これは全てのモノで同じことがいえます。
それにしても色や光というものは不思議なものですね。