今回は、レイアウトに便利なガイド線やグリッド線についてまとめてみました
レイアウト時の基準線
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▷ガイド線
▷グリッド線
スライド上でデザイン(レイアウト)する時、画面の中でのバランスをとるのに苦労した経験はありませんか?
いわゆる構図と言われているものなんですが絵画や写真の世界では シンメトリ-、三分割法、中央、三角・・・と構図を決めるのに様々な方法があるようですが、企画書や資料は絵画作品を作ってるわけではないのでそこまでの技法はいりませよね。
ですが、覚えておいて損がないのが「緊張感」と「位置合わせ」です。
補助線の活用方法
■ガイド線
・緊張感
スライド上に画像やパターンを置こうとする時、左右上下の余白が均等になるように配置したとすると、自然と画面中央に配置され、安定して落ち着いた画面に見えます。
逆に中心から少しずらした位置に置くと無意識に不安定さを感じて緊張感を持たせることができます。
【中央構図】
画面をタテ・ヨコに2分割する線をイメージし、構成素材を画面のセンターに寄せてレイアウトすると安定した画面となりやすい
▼中央構図を意識してレイアウトした例
▼ガイド線を消して出来上がり
【三分割法構図】
画面をタテ・ヨコに3分割する線をイメージし、交わった4点のどこかにポイントとなる素材を置くようにすると緊張感のある引き締まった画面になりやすい
▼三分割法構図を意識してレイアウトした例
▼ガイド線を消して出来上がり
どちらが良い悪いではなく内容にあった表現はどれかという視点で使い分けます。特にページ数が多い場合は、意図的に変化をつけることで単調になることを防ぐことにもできます。
また、この構図の位置を決めるのに便利なのが「ガイド線」です
「表示」タブ >リボン内 「表示」グループ >ガイド の順にクリック
下図のようにガイド線がタテ・ヨコ 1本づづ計2本表示されました
ガイド線を増やしたい時には
■タテの線を増やしたい場合は、表示されているタテ線の上で「Control キー」を押しながらクリックしたまま、左右に動かして、線を引きたい位置にきたらマウスを離します。
■ヨコの線を増やしたい場合も同様に、表示されているヨコ線の上で「Control キー」を押しながらクリックしたまま、上下に動かして、線を引きたい位置にきたらマウスを離します。
▼このようにガイド線を何本でも増やすことができます
■グリッド線(補助線)
・位置合わせ
読みやすくてきれいなレイアウトは、文章の文頭や画像の位置がタテ・ヨコのライン上に揃えられています。これによりどこからどう読めばいいかというアイフローを明確にし、潜在的に安心感が生まれます。
ほんの少しの心配りが仕上がりをワンランクアップさせてくれます。
「表示」タブ >リボン内 「表示」グループ >グリッド線 をクリックします
▼下図のようにグリッド線が表示されます
▼この線に沿ってテキストや図形の位置を合わせて
▼グリッド線の✓を外すと下記のようにタテ・ヨコがそろったキレイなレイアウトに仕上がります
いかがでしたか?
確かに目見当で合わせるよりも補助線がある方がずっとラクで正確に揃えることができますね。
みなさんのお役にも立てば幸いです。
スライドの上で図形や画像、テキストBOXを選択して上下左右に動かしてみると、直近にある図形や画像、テキストBOXと並行あるいは垂直の位置に来た時に自動的に点線が現れて補助線で結ばれます。
ガイド線やグリッド線と使用目的は同じですが、微調整をしながらタテ・ヨコをきれいに並べることができるので正確な位置を合わせる際にはとても便利です。
また、ガイド線やグリッド線はプリントアウトしても反映されませんので印刷の際にいちいち設定し直さなくても大丈夫です。
スライドマスターについてはコチラもご覧ください
▼
【超使える!パワポの基本】便利編集 >スライドマスター
指定したスライドに背景を反映させない
いかがでしたか?
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より良い記事にしていけるよう改善修正させていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。