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【パワポのお仕事】事例&アイディア >透かし文字の作り方

みなさん、こんにちは
企画書、資料・営業ツールの作成、名刺デザインにパワポチラシの制作etcとパワポを使って仕事をしている私のところには、様々な仕事や相談が舞い込みます。
その中でよくご相談いただく内容について事例を交えて、その対策となるアイディアをご紹介したいと思います。
私の経験則からあなたのパワポ表現向上のヒントにお役に立てば嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

与件: 文字を半透明にしたいです

商品写真の上に「sample」とか透けて見える薄い色の文字がのせてあるのをよく見かけます。
これってどうやってるか教えてください

半透明化した文字を「透かし文字」といいます。
写真に限らず、契約書などの書面にも「社外秘」などの文字を重ねる場合もありますね。

< 事例 >

こんな感じのものが代表的ですね。

それでは早速、与件と検討点を整理してみましょう。
私が相談者にヒアリングして得た情報等も合わせて補足しておきます。

依頼内容:透かし文字の作り方

使用用途:販促チラシ内の写真へのテキスト挿入

相談者のパワポ歴: 1.5年

補足
*スライド数の多い資料などにも手間をかけずに応用したい

では、早速

透かし文字の作り方


写真や文章のイメージを壊さないように文字を重ねる


◆透かし文字を作る

写真や文章に重ねたい文字をスライドに用意します。
書体や大きさは用途に合わせて検討してみましょう。ここでは説明のために大きめの文字を用意してみます。

透かしたい文字をドラックして選択状態にします

選択している文字の上で右クリックし、「文字の効果の設定」をクリックします

メニューが開いたら、左サイドメニューの「文字の塗りつぶし」をクリック。
一番下にある「塗りつぶしの色」内の「透過性」というスライダーを使います

スライダーを右にズラせばズラすほど透過性が増して文字は薄くなります。同様に右のBOXに数字を値で入力して指定することもできます。
ここでは60%に設定してみます。
慣れてくるとスライダーの位置や数値設定で透明化する加減がわかってきますので、最初はいろいろ設定して試してみましょう。

設定が終わったら右下の「閉じる」をクリックするとメニューは閉じられ下図のような状態になります。

文字以外のスライド上でクリックすると黒色の文字がグレーに変わっているのがわかります。

このままでは透明化してグレーになったのか?単に色指定でグレーになったのか?わかりにくいので、実際に写真に重ねてみましょう。
ここでは下図のような写真を用意してみました。

用意した写真を文字に重なるように上に移動させます。

この通り、文字が透けているのがわかります。

この時、写真を右クリックしてメニューを開き、「最背面へ移動」を選んで写真が文字の下に重なるようにします。
*文字を「最前面に移動」で指定しても同じです。

◆透かし文字の色変更

次に写真のイメージに合わせて文字の色を赤系の色に変えてみます。
色を変更したい文字をドラックして選択状態にします。

ホームタブ >リボン内「フォント」グループ >文字の色 で赤を選びます。

文字以外のスライド上でクリックして確定すればこの通り、薄紅色に変わりました。

文字が濃いと感じた場合は、文字を選択して

右クリックして「文字の効果の設定」をクリック

メニューが開いたらファーストステップと同様にメニューが開いたら、左サイドメニューの「文字の塗りつぶし」をクリック。
一番下にある「塗りつぶしの色」内の「透過性」のスライダーを動かして調整します。
ここでは85%まで透過させてみます。

先ほどよりもずっと薄いピンクになって写真への影響もやわらぎましたね。

 

< 事例 >

 

 

「透かし文字」は印刷した時にも反映されますので、無断転用を防いだり、下書き状態か否かの書類管理にも役立ちます。

 


◆スライドマスターで複数ページも対応

複数ページにおよぶ企画書や契約書のすべてのページに「社外秘」や「Confidential 」などの透かし文字を入れたいことってありませんか。
スライドごとに透かし文字を入力していく方法もありますが、手間と時間がかかってしまいます。パワポで作成したすべて(複数)のスライドに透かし文字を挿入したい時は「スライドマスター」上で設定すると便利です。
スライドマスター上で作成された透かし文字は、あとから追加したスライドにも自動的に反映されるので、その都度作成する手間が省けます。

それでは早速、作ってみましょう。

ここでは「社外秘」の透かし文字をこんな感じで入れたいとします。

表示タブ >リボン内「マスター表示」グループ >スライドマスター をクリック。

スライドマスターが表示されるので

透かし文字を作って位置を調整します。

作業が終わったら「マスター表示を閉じる」をクリック

スライドマスターを閉じたら
ホームタブ >リボン内「スライド」グループ >新しいスライド をクリック

2枚目のスライドにもデフォルトで「社外秘」の透かし文字が反映されました。

もう一度クリックすると3枚目のスライドにも反映されています。このようにあとから何枚新しいスライドを追加しても同様に反映されます。

*ただし、スライドマスター上で設定した文字の書体・大きさ・色・位置は固定されていますので、変更したい場合にはスライドマスター上で変更します。
一枚だけを変更したい場合には下記をご覧ください

【超使える!パワポの基本】指定したスライドに背景を反映させない

 


いかがでしたか?
「透かし文字」 意外と使い道が多そうですね。

販促チラシの景品見本やネットショップ、ネットオークションへの出品の際に商品とプレゼント品とを区別したい時などにもわかりやすくすることができます。

どんな時も成果物などを見る側・プレゼンテーションを受ける側 の立場や気持ちになって「思いが伝わる」スライド作成することが一番大切なことだと私は考えています。

「見栄えより思いを伝える」

を優先して発想してみてください。
あなたなりのデザインがきっと見つかるはずです p(^^)q

【パワポで自作シリーズ】はコチラもご覧ください

チラシの作り方

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よろしくお願いいたします。

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