こんにちは
この季節、街はクリスマスと歳末の雰囲気一色に染まってリアル店舗からネットショップまで様々な特別セールと銘打って今年最後の販売促進に躍起になっていますね。
一消費者としては心踊らされて財布のひもも緩みがちになってしまいますが、企画書作成に携わっている私としては、各ショップの皆さんが頑張っている姿を見るたびに「この企画はどんな思いを込めて企画書が書かれたんだろう」なんて、つい送り手の意図を深堀してしまいます。
たぶん何ケ月も前からアイディアを練ってクライアントにプレゼンしてOKをもらって徹夜で飾り付けや商品展示をしたケースが多いに違いありません。
企画のご成功をお祈りするばかりです。
タイミングを逃して準備が遅れてしまったとお嘆きの方もあきらめないでください。
今回は企画書の文面はもとより、店内ポップやネットショップのあおり文句をちょっと修正するだけで売上に貢献すること請け合いの今からでも間に合うキャンペーンのキラーワードをお教えしましょう!
この季節、販促用の企画書依頼が多い定番キャンペーンといえば
・冬のボーナス大特価セール
・クリスマスセール
・年末(歳末)セール
・在庫一掃クリアランスセール
・利益還元セール
といった廉価キャンペーンが主流ですよね。
「〇〇%OFF」「〇〇割引」「〇〇〇円のところ特別価格〇〇円」という二重価格でも安さは訴求できるのですが、まずはここに
今だけ
ここだけ
あなただけ
という要素を加えます。
今だけ
<目的>
期間を限定することで購買の意思決定を早め、購入タイミングは「今」ということを煽ります
<定番フレーズ>
・3日間限定
・タイムセールスタート!
・本日21:00まで受付中
・先着順早い者勝ち
ここだけ
<目的>
他では買えない特別感を煽り他店への目移り防止や逆に比較させることで優越感を納得いただきます
<定番フレーズ>
・紙(誌)上限定頒布
・WEB限定販売
・直営店、直輸入だからできるこの価格
・特別限定商品〇〇〇個
あなただけ
<目的>
選ばれた優越感や特別な権利を履行できるというVIP待遇のおもてなしを演出して購入意欲を促します
<定番フレーズ>
・特別会員のあなただけに
・お誕生日月の方に
・ご来場(本サイト訪問)の皆様だけに
・〇〇カードをお持ちの方だけに
どれもどこかで見たこと聞いたことがあるフレーズですよね。
数字の羅列だけでは表現できないワクワク感、期待感みたいなものが購入意欲を刺激しませんか!
マーケティングを研究されている方の中には「もう古いよ」とお笑いになる方もいらっしゃるかもしれませんが、約45億年の地球の歴史に比べて私たちの生きている年数など瞬く間の間でしょう。そんなわずかの期間で人間の本質的な部分がガラリと変わってしまうようなことは私はないと思います。
現に雨の日や閉店ギリギリのタイムセールに人が集まり、「ふるさと納税」への参加者が多かったり、まだまだ限定品に弱い女性心理やシリアルナンバーにこだわるコレクター心理は景気に左右されることなく健在です。
さらに、
「平成最後の〇〇」
というキラーワードが使えるのも今年だけです。
「どこの店でも使っているからなあ・・・」と使うのを控えてしまうのも心理ですが、言葉はみんなのものです。みんなが使うということはマジョリティに響きやすいということです。
売上のためにあなたのショップに一人でも多くのお客様を招きたいなら消費者にわかりやすく心を動かす言葉を大いに活用すべきです。遠慮してあとから使っておけばと後悔するよりはずっと得策だと思いませんか。
泣いても笑っても今年最後の一週間が始まります。
ご自身がお持ちの商品やサービスをもう一度見直して、目玉商品(限定感)と割引やセット商品(お得感)を軸に、
「平成最後の、今だけ、ここだけ、あなただけ」
を商品ポップやサイトのコピーに加えてみましょう。
あなたの商売繁盛を心よりお祈りいたします。
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企画書の書き方はこちら
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企画書の書き方:企画書作成でまず最初にやるべきこと
【使える!パワポ】見本 >統一感のある企画書のフォーマット③
企画書の書き方:企画書はメッセージだ!
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いかがでしたか?
今回は企画書だけでなく店頭ポップやサイトにも生かせるコピー(ワード)をご紹介しました。
企画書は目的の実現のためにあります。実施段階にあたって立案した企画がどのように展開され目的を果たすことができたかどうかを冷静な目で評価することも企画マンには大切なことだと思います。そして実体験で得た言葉を企画書に盛り込むことも共感を得る一助になるはずです。
書いた企画書の実施検証をしてさらなる企画書作成に生かしていきましょう。
・・・あなたは企画書にどんなメッセージを込めますか?