今回のテーマは「用語を知ってちょっとプロ気分!」です。
さあ、いよいよ本番制作の段階に入りました。
ですが、その前に・・・
引っ張っているわけではないのですが、せっかくですので制作の現場でよく耳にする専門用語を理解しておきましょう。覚えなくても大丈夫ですが知っておくと理解しやすく、ちょっとプロっぽい気分も味わえます。
サイズ
仕上がり紙面の大きさ(A4サイズ:210×297mm など)A版・B版・AB版など様々な規格がありますが、下記のようにサイズが一つ上がると面積が2倍になるようになっています。
4C/1C
カラー印刷を4C、モノクロなど1色での印刷を1Cといいます。「C」は「英語のColor(カラー)」の略です。
印刷では 黄(イエロー)・赤(マゼンダ)・青(シアン)・黒(ブラック)のY M C BLという4色を掛け合わせて様々な色を作り出します。
そのため「A4両面4c」と表記されていた場合は「 A4サイズで裏表カラー印刷 の仕上がり」になることを示します。
素材
紙面に盛り込む文章や写真、イラストなどのパーツ全般をさします。
画像
写真やイラストなどをデジタル化したもの。ファイル名の一番後ろに下記のような拡張子がつきます。これはデジタル化した時の設定によって変わりますが、基本的にはどれでも大丈夫です。
・○○○.jpg/○○○.jpeg ⇒JPEG/JPG(ジェイペグ)
・○○○.png ⇒ PNG(ピング)
・○○○.gif ⇒GIF(ジフ)
・○○○.bmp ⇒BMP(ビットマップ)
コピー
タイトルや大見出し、小見出し、本文、説明文など紙面内の文章全般をさします。
キャッチコピー
一番先に目に飛び込んでくるタイトル的な文章で、目にした人に「読んでみようかな」と思わせる大切な部分です。このコピーの良し悪しによって出来が決まってしまうといっても過言ではありません。
広告業界での往年のすごいフレーズには「おいしい生活」「いつかはクラウン」といったキャッチコピーがあります。
リード文とボディコピー
リード文は本文に入る前にこれから述べようとする概要を集約して導入部に簡潔にまとめた文章。読者の興味関心を引き、最後まで読んでもらう狙いがあります。
ボディコピーはリード文を踏まえて詳細を述べる本文のこと。
アクションコピー
読者に何をして欲しいのか訴える文章。
「ご参加ください。」「遊びにきてね。」「お問い合わせください。」「お申し込みは今すぐお電話かメールで」などが代表的です。
キャプション
写真やイラストの付近に添える説明文のこと。
◆◇ 筆者後記 ◆◇ いかがでしたか? 知っているようで知らなかった用語もあったのではないでしょうか。制作現場ではこのような用語が飛び交っています。意味を正しく知ることで、ほら、あなたもちょっと業界人のプロ気分! 今後、印刷の発注が生じた際にも、これで印刷屋さんへのスムーズな依頼や交渉ができますね。