今回のテーマは「コピーはこれで決まり!」です。
講座の2回目で書き出した「伝えたいこと」を用意してください。
ここでは、自由に書き出した内容を「読んでもらうための文章」に整えていきます。
毎日新聞の故山崎宗次記者の「文書作法の極意」として
カンカラコモデケア
という呪文のような教えがあります。
カ ン : 感動したことを書く
カ ラ : カラフルな彩りで鮮やかに書く
コ : 今日的で旬な話題を盛り込んで書く
モ : 物語性をもたせて書く
デ : データや資料を示しながら書く
ケ : 決意をにじませた文章を書く
ア : 明るい文章に仕上げるように書く
どうですか?
人にものを伝える時に役立つ「なるほど」という内容ですね。
さぁ、あなたの文章もこの極意のいくつかを用いて仕上げてみましょう。
✓ 自分なりの感動は伝えられていますか?
✓ 単調な言葉で一本調子の文章になっていませんか?
✓ 起承転結ストリー性のある文章になっていますか?
✓ 日付や会場、会費などのデータに間違いはありませんか?
✓ 何がしたいか明確に伝わる内容になっていますか?
✓ ポジティブな文章を意識しましたか?
加えて、重複している部分や長くて読みにくい文章は削ってコンパクトに。
言葉足らずな部分は補って見直し修正するようにしましょう。
あなたにも毎日たくさんのメールやDMが届くかと思いますが、そのうちのほとんどは読み飛ばしたり、封も開けずに捨ててしまうのではないでしょうか。同様に、仕事や家事に追われて忙しい方々には、よっぽど目に留まる内容、あるいは感動する内容でないと読み込んでいただけません。
読んでもらえることを前提とせず、「読んでもらうにはどうするか」 を考えながら 思いを伝えるコピーを作るようにしましょう。
◆◇ 筆者後記 ◆◇
いかがでしたか?
文章で思いを伝えるのは意外に難しいですよね。ましてや文章を仕事にしているコピーライターや小説家でもないのですからなおさらのことです。
最初は気負わず「素直で正直な文章」を心がけるといいかもしれません。
何事も慣れですから避けずにチャレンジしてみてください。