今回のテーマは「PPTの基本操作② レイアウト [背景]」です。
さあ
それでは実際にレイアウトしてみましょう!
覚えていますか?
パワポの基本は、セル画やミルフィーユのように層を重ねあわせて完成させることでした。
補足すると、このレイヤー(層)は同じ大きさの層を重ねあわせるというよりは部分的な重なりですので、大きさが違う素材や文字と画像などもOKです。そのため1ヶ所の重ね方を間違えたからと言って全部やり直す必要もありません。
もちろん後からいくらでも重ねる順序を変えることができますから、作りながら考えが変ったり、間違えても大丈夫。安心してください。
貼り絵やコラージュを楽しむ感覚で気楽に配置してみることが大切です。
【おさらい】 復習したい方はこちら⇒「パワーポイントの基本を覚えよう!」
では、ラフスケッチを見ながら何が最下層のレイヤーになるか確認してみましょう!
<ラフスケッチ>
<完成図(仕上がり)>
この題材では 白 と 黒(左上の三角形の部分)と灰(下層部)の「背景」となります。
では、「背景」を作りましょう!
まずは、作業エリアにある不要なBOXを削除し、真っ新な紙面(仕上がりエリア)を作ります。
複数のスライドを作成する時などは、このBOXに文字や写真・図形を入力することで統一されたサイズ変更などの調整がしやすくなるのですが、チラシづくりにおいては複数のページを意識する必要がないので基本に忠実に作業していきます。
【手順①】削除したいBOXをドラッグして囲むかクリックして選択します。
【手順②】選択したBOXのコーナーに「□」マークがついたら「削除(delete)」キーで削除
【手順③】真っ新なエリアが出来上がりました
次に左上角の黒い三角形部分を作ります。
【手順①】 「挿入」 のタブから 「図形」 ボタンをクリック
【手順②】 選択BOXから直角三角形を選んでボタンをクリック
【手順③】 「+」マークが表示されたら作業エリアの任意の場所に左クリックしながら作図
次にラフスケッチの向きに合わせて図形を回転させます。
【手順①】 三角形をクリックすると緑色のポイントが表示されます。これを左クリックしながら左右上下に動かしてみると図形が回転します。
※緑色のポイントが表示されていない場合は図形が小さ過ぎるためです。四隅のいずれかの「□」を左クリックして上下左右に伸ばして図形全体のサイズを大きくしてください。
【手順②】 回転できました
次に色を変更します。
【手順①】 「書式」 のタブをクリック
【手順②】 「図形の塗りつぶし」 ボタンをクリック
【手順③】 選択BOXから 色を選んでクリック。ここでは「黒」をクリック
次に図形の罫線(囲み線)を削除します。
【手順①】 「書式」 のタブから「図形の罫線」をクリック
【手順②】 選択BOXから 「線なし」 をクリック
罫線が消えました。
もちろん、罫線の色を指定して活かすことも同BOX内の「太さ」で罫線の太さを変えることもできますので効果的に活用しましょう。
次に位置を合わせましょう!
【手順①】 図形をクリックしてコーナーの「□」にカーソルを合わせたまま上下左右に動かすと図形が動きに合わせて変化します。
【手順②】 大体の大きさと形が決まったらラフスケッチに合わせて図形全体を動かして位置を決めます。
同様にグレーの四角形を作成し、下層部へ。
こんな感じです。
それぞれの図形の大きさは後から調整できますので、この段階ではアバウトな状態で大丈夫です。
これでレイヤーの最下層「背景」の出来上がりです。
いかがでしたか?
大抵の場合、レイヤーの最下層となるのは「背景」です。シンプルで清潔感のある白、重厚感のある黒など1色の塗りつぶしから、赤と薄黄色のツートンカラー、ポップな7色の水玉模様や上から下へのグラデーション、写真やテクスチャーを背景として全面に敷くなど様々なパターンが考えられます。
チラシやカードの内容に合わせて遊び心を膨らませてみてください。個性的で目を引くデザインがあなたらしさを演出してくれます。