色/背景の活かし方

色を知る者は背景を制す④: 色の個性を知ろう!無彩色は奥深い

今回は無彩色の特性についてです。

 

■無彩色
イメージ(+) はじまり、清潔、正直、繊細、シンプル
イメージ(-) 染まりやすい、無、冷淡、薄情、空虚、味気ない
心情表現 純粋、無邪気、ピュア、善
象徴/連想 雪、雲、花嫁、天使、うさぎ、ミルク
相性のいい商品など 医療品、容器、電化製品
注意 暗い色を引き立てるとともに広さを感じさせる膨張色としての効果があるので効果的なスペース配分がポイントです

 

白はすべての光を反射・透過してくれるもっとも明るい色で、健康には一番良い色とされています。信頼感や清潔感といったピュアでクリーンなイメージがあり日本人には特に高い好感度があります。

「敬意と憧れ」のイメージもあり白が好きな人は、意志が固く正義感が強い理想主義的な面があり無駄なことを嫌いシンプルで質素が好きという人も多いようです。

また、白はゼロ(無)ではなく、真っさらな状態や始まりを感じさせ、気分を一新するという印象を与えるどこにも偏りのない無限の色です。

 

 

(グレー)】

■無彩色
イメージ(+) 上品、落ち着き、穏やか、信頼、クール、スタイリッシュ
イメージ(-) 曖昧、無気力、憂鬱、地味、陰気
心情表現 曖昧、モヤモヤ、控えめ、上品、お洒落
象徴/連想 煙、雲、冬空、コンクリート、廃墟、ねずみ
相性のいい商品など 建築材、衣料品、ビニール製品
注意 柔軟色、沈静色といった効果があり明度によってはオシャレ感よりも暗い印象を与えやすいので注意が必要です

 

灰色は白と黒の間にある色なので有彩色を少し含んだ色も灰色の仲間に含める場合もあるため色の範囲は広く捉えられています。明度の幅を広く感じさせるので他の色との協調性が高く、どんな色にも馴染みやすい傾向があります。自己主張し過ぎず周囲の色を引き立てる調和の色で控えめな上品さがあります。

上品でお洒落な印象とともに落ち着いた雰囲気を与える効果があるのでスーツの定番色としても採用されています。

灰色が好きな人は温厚で中立を保つ控えめな性格で、自分より相手を引き立たせる裏方的な大人のイメージをもつ人が多いようです

反面、地味で孤独なイメージにも取られやすいようです。

 

 

■無彩色
イメージ(+) 厳粛、高級、神秘、威厳、格好いい、引き締まる、落ち着
イメージ(-) 重い、硬い、抑制、ストレス、絶望、孤独、恐怖
心情表現 不安、気高さ、恐れ、拒絶、冷酷、悪
象徴/連想 闇、宇宙、洞穴、悪魔・魔女、すす、タイヤ、髪、インク
相性のいい商品など 冠婚葬祭関連、ゴム製品、文房具、靴
注意 重量色、強硬色、後退色といったイメージ効果があるため、POPや明るい表現には不向きです

 

黒は光を反射することなくすべての色の波長を吸収・遮断るため「光のない色」で、すべての有彩色を混ぜ合わせると黒になります。他の色に与える影響が強いため色を組み合わせた時には黒のイメージが上乗せされどうしても暗い印象になりがちです。

重さ、強さ、圧力などを感じさせるので高級感、権威、神秘的な雰囲気を演出する反面、他の色に比べて負のイメージが潜在的にあります。

周囲の色を引き締めて目立たせるため、様々な色を扱う職業のショップ店員などがユニフォームに愛用したり、集中を高めて没頭したい芸術家、規律的で権威を示すフォーマル衣装などに採用されることが多いようです。

すべての色の要素をあわせ持つく黒は、自己に向き合い確立していく意味合いでも用いられるため黒が好きな人は、無口で独立心が強く完璧主義ですが一見近寄りがたい雰囲気を纏ってしまう面を持っているようです。

 

 

いかがでしたか?

固有の色相を持たない無彩色だからこその奥深さを感じます。

気がつけば私の私服もほぼ 白・グレイ・黒 の無彩色だらけでした (^^;

ひとりの時間も好きですが、やはり寂しい時も。。。

思い切って黄色でイメチェンでもしてみようかな(笑)

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