色/背景の活かし方

色を知る者は背景を制す⑥: 心理的なイメージをグループ化して色で表現する!?

♪偶然は何色? ドキドキは何色? 勇気は? あきらめは? 後悔は何色? さよならは何色? やさしさは? ほほえみは?・・・♪
これは「人生は色でできている」をテーマとしたDIC株式会社のCMソングの歌詞です。見覚え・聞き覚えのある方は多いのではないでしょうか。
CMの中では女優:吉岡里帆さんを主人公に日常に起こりうる場面を追いながらさまざまな感情を色彩りで表現しています。

このように色は感情や言語の心理的イメージをも表現し得るアイテムなんです。

では、さっそく心理的イメージと色について整理してみましょう。
人が色または言葉をイメージする時、ある程度共通した感覚があります。例えば「かわいい」「ロマンチック」はソフトなイメージ = パステル調の色使い 、「クリア」「モダン」と言えばクールなイメージ = 寒色系や無彩色を取り入れるなどを連想されるのではないでしょうか。これらは好き嫌いや価値観、時代、風土、習慣などの条件に左右されない客観性のあるものです。
そこで Soft(ソフト)⇔ Hard(ハード)を縦軸に Cool(クール)⇔ Warm(ウォーム)を横軸に色をイメージしやすい代表的な言葉をグループ分けしたマトリックス図が下記になります。

こうして整理してみると背景や色を選ぶ際にどの系統色に寄せればイメージを表現しやすいかヒントになりますね。
次回からは、この中でも代表的なライフスタイルや心情をテーマとした
・ナチュラル
・ロマンチック
・エレガント
・シック
などの配色(色の組み合わせ)について具体的に見ていくことにしましょう。

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