今回は「モダン」についての色表現です。
モダン | |
代表的な色の組み合わせ | ![]() |
イメージ | ・都会的で洗練された
・シャープ、メカニック ・合理的、進歩的 |
素材・パターン
など |
・無地
・幾何学模様、大胆な柄 ・スチール、コンクリート、ガラス、石 |
ターゲットと
なり得るテーマ |
・シンプルでクールなイメージを求める
・機能やデザインにこだわる |
伝統的表現とは対照的な新しくて現代的な試みを表現したものが「モダン」と名づけられ、芸術的なジャンルの一部として浸透し、日本では昭和初期に流行したようです。
今では死語になった「ハイカラ」や「ナウい」の様に、今風でシャレている様子を表しますが、当時は都会的で洗練されたイメージを基本として黒を基調にグレーなどの無彩色をベースにくすんだ紺色などを配しクールなイメージに仕上げるのが一般的だったようです。白でシャープなコントラストをつけたり鮮やかな色をアクセントに取り入れると大胆で効果的です。
ですが「今風の」という意味の言葉は時間や時代の流れとともにどんどん新しく変化するので、現在はモダンという言葉に対して①「今時風」なイメージと②「レトロ(=当時の今風)」な2つのイメージを抱かれています。
そのため、配色の定義も時代に合わせて変わっていくのが正解なのかもしれません。