色/背景の活かし方

色を知る者は背景を制す⑰:人体の不思議!? 色の違いを見分けるしくみとは

明度に彩度、単色に色相、グラデーション・・・色の世界は知れば知るほど奥深いですね。あらためて数え切れないほどの色が私たちの周りにあふれていることを実感します。そこでふとした疑問?「では、どのように色の違いを見分けているのでしょう?」ここでは私たち人間が色の違いを見分けている仕組みを簡単に紐解いてみます。

 

例えば空を「青い」と感じるのは、目で「光」を見て、脳で「青い」と認識しているからです。
「光」は電磁波の一種で、波長(λ:ラムダ)という波の長さを持っています。この波の長さによって、その光の持つエネルギーが違うため「光の色」の違いを認識できるのです。
私たちが目に見えている光は「可視光」と呼ばれ、たくさんある光の中のうちの本当にわずかでしかありません。
可視光は、波長が長くなるに従って、紫→青→緑→黄→オレンジ→赤 と徐々に変化していきます。
例で挙げた空の青色は、0.48μm(ミクロン)ぐらいの波長の光が目に入ってくると、それを「青い光=青色」だと認識します。
同様に夏に話題となる「紫外線」や冬によく聞く「赤外線」は、それぞれの紫・赤といった色に近い光の波長をもっています。

いかがですか?
色が光の波長だなんて、学問として頭では理解できてもなんだか受け入れにくいですよね。そんな時は「考えるな、感じろ」のブルースリー精神で受け流して精進しましょう

         

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