今、あなたがパワポで作ろうとしているのは何でしょうか?
企画書? 報告書? 投影用のスライド? 1枚モノの案内状? それとも 簡易チラシ でしょうか?
通常はA4ヨコで事足りるとは思うのですが、最近ではモニターやプロジェクターも 16:9 サイズが標準的となり、いざプレゼンテーションで投影してみると上下に黒い余白が入ったり、図形が変形してしまったりなんてことありませんか。また案内状やチラシの制作にはタテ型の方が一般的で、パワポのデフォルトのヨコ型設定画面では制作しにくいのも現実です。
そこで今回は、仕上がりの画面設定の方法についてまとめてみます。
仕上がりのタテ・ヨコ・画面サイズの設定
<メニュー>
▷画面の向き(タテ・ヨコ)の設定
▷仕上がりサイズの設定
パワポはプレゼンテーション用のソフトとして設計されているので、仕上がり画面(レイアウトできるスペース)のことを「スライド」または資料としての「ノート」と呼びます。
夢中になって資料を作成したものの、後からサイズを指定されて修正しようとしたら
・レイアウトが崩れてしまった
・いちいち修正するのが面倒
・サイズ変更の仕方がわからない
などお困りの経験もあるかと思います。そうならないためには作業を始める前に仕上がりのサイズやデザインを設定しておく方が賢いヤリ方といえます。
それでは、手順に習ってスライドのタテ・ヨコや仕上がりサイズを変更してみましょう。
スライドをタテ型に変更する
パワポを立ち上げると、下図のような画面が現れます。
デフォルトでヨコ型(4:3)に設定されています。これをタテ型に変更するには
1)「デザイン タブ」をクリック
2)①「スライドの向き」ボタンをクリック
サブBoxが表示されます
3)サブBoxが表示されたら「縦」をクリック
4)ヨコ型 だったスライドが「タテ型」に変更されました
もう一つの方法として、デザイン タブ>「ページ設定」をクリック
ページ設定のメニューBoxが表示されたら、「印刷の向き」で 縦 か 横 かにチェックを入れれば上記と同様にタテ型にでもヨコ型にでも変更できます。
仕上がりサイズを変更する
スライドのサイズといっても、なかなかピンとこない方も多いかもしれません。紙には A4、B2 といった大きさ、PCのモニターには13インチ、16インチ といった画面サイズがあります。慣れ親しんだものからワイドまで代表的なものをまとめてみると下記の表のようになります。
要は、あなたが作ろうとしているものの投影する時の画角や印刷する際の最終的な仕上がりサイズのことです。
ここでは、PCの画面やモニターとしての液晶テレビに多い「16:9」の横長ワイドサイズに変更してみます。
1)「デザイン タブ」 > 「ページ設定」ボタンをクリック
2)ページ設定のメニューBoxが表示されたら、「スライドのサイズ指定(S):」のプルダウン [▼] をクリック
3)画面に合わせる(16:9)を選択しクリック
選択したサイズに表示が変わったら右側にある [OK] ボタンをクリック
4)スライドのサイズが [16:9]の横ワイド型に変更されました。
もう一つの方法として、デザイン タブ>「ページ設定」をクリック
好きなサイズを直接「数値入力」することもできます。
この指定は 幅 と 高さ を自由に設定できるので、縦長にスクロールさせるWEBデザインの配置などを検討する際には幅を短め・高さを長めになどの設定をすると作業がしやすくなります。お試しください。
いかがでしたか?
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より良い記事にしていけるよう改善修正させていただきたいと思います。
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